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里山の小さな策士(チヂミザサ)

2021年10月15日 公園の四季、自然との語らい

先日は小さな針を使って毛にひっかけて種を運んでもらう植物、通称ひっ付き虫、をご紹介しましたので、動物に種を運んでもらうのに少し違った手を使う植物をご紹介します。
それがこちらチジミザサの仲間です。

チヂミザサという名前の通り葉っぱが縮んでしわになって、波打っているのが特徴。

稲の仲間なので種や花は目立ちません。

と目立たないだけでなく、山にはごくごく自然に生えているありふれた草ですが、
こちらも動物に種を運んでもらう工夫をしています。

少し拡大します。

写真で少し水滴のようなものがでご確認いただけるでしょうか。この植物、種がセロテープのようにねちゃねちゃの接着剤をまとっています。その接着剤で動物の体にくっつくのわけです。

ちょうど職員のズボンにくっついて

こんな風に運んでもらいます。
種が熟したときに藪に入ると、靴から裾からチヂミザサまみれチヂミザサだくになりますのでご注意ください。ねちゃねちゃな上小さいので取りにくいです。いたずらには使えるかもしれません。(ただし当公園として推奨するものではありません。)
里山で、ありふれた草の個性あふれる生き方に触れてみませんか?