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ナナフシの仲間七不思議(エダナナフシ)
2021年11月19日 公園の四季、自然との語らい
本日は八千代小学校三年生さんが山登りに来てくださいました。
小学生元気いっぱい。こちらはついていくのが精一杯でした。
そんな中、ある子が、あるかくれんぼ上手の虫を見つけてくれたのでご紹介します。
皆さんはわかりますか?ちなみに言われた職員は一瞬わかりませんでした。
ナナフシの仲間になります。
触覚の長さが長いのでエダナナフシという虫なのだそう。
この子はすこし隠れるのが苦手そうですが、細い体で枝のふりをしてほかの生き物から食べられないようにするかくれんぼの名人です。
生き方はおとなしく草を食べて大きくなりますが、インターネットで調べるとざっと7つの「不思議」を持っていることが分かりました。
①枝そっくりの外見で、じっとして敵の目を欺いて生きる。
こちらは言うに及ばずですが
②基本は母親からクローンで増え、男の数が少ない。
③種そっくりの小さな卵からを産まれ、種類によって卵の形が全然違う。
④卵より倍以上大きな幼虫がにゅっと生えてくる。
⑤トカゲのしっぽ切りのように敵に襲われると足などを切って逃げる。
⑥敵に食べられてしまってもうんちの中の卵からまた生まれる。むしろ自分を食べた鳥に卵を運ばせている。
と出るわ出るわ。最後の一つはなかなか強烈でした。
⑦エダナナフシはナナフシの仲間だが、そもそもナナフシという虫はいない。ナナフシモドキという「ナナフシによく似たもの」という名前の虫がナナフシとして扱われている。
はい。全く意味が分かりません。
どうやらナナフシとはもともと細い枝のことで、細い枝に似た昆虫だから「ナナフシモドキ」と名付けられた。その後図鑑を作るとき結局すべてをまとめてナナフシの仲間という区分を作ったようです。不思議すぎるナナフシの仲間。今年見れるのは残り僅か、冬には消えてしまうようです。
見つけてくれた八千代小学校のみんな。本当にありがとうございました。また他のお客様も様々な発見ある里山へぜひお越しください。