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お米の中に居を構えて(コクゾウムシ)

2021年11月23日 公園の四季、自然との語らい

10月31日にプログラム脱穀にて参加者の皆さんで脱穀をしましたモミ

数日の天日干しともみすりや精米を経て

この通り立派なもち米に生まれ変わりました。普段食べているお米に比べて白いのがもち米の特徴です。お餅は白いさが命。精米の時に色彩選別機を通しているので真っ白です。

風や雨で倒れた際に紛れ込んでしまう石や

前回もこのブログでご紹介したクサネムの種

どこからまぎれたのかハート形でかわいらしい麦の仲間

それとカメムシに食べられて黒ずんでしまった斑点米などはより分けられています。

袋いっぱいの色付きのお米やお米以外。

もったいない気もしますが捨てるしかないかな~とみると。

・・・・・・・・何やら蠢く影が。

虫のようなので取り出して観察してみます。


小さいですがしっかりと伸びた鼻(?)が特徴的。米つぶとほぼほぼ同サイズ。コクゾウムシというゾウムシの仲間です。

明るい褐色は生まれたての証。日がたつと真っ黒い体になります。どうやら色彩選別機ではじかれたようです。

言わずと知れたお米の害虫なのでご存じの方もいるかもしれません。鼻に見えるのは口でこの口で穴をあけてお米一粒につき一個卵を年に何回か植え付けるのだそうです。発生するのだそうです。一生に産む卵の数は雌一匹につき200とも400ともいわれているとか。

生まれた幼虫はお米の中でお米を食べながら成長し、大人になるとお米から出てくるようです。外敵に見つからず、暖かで安全なお米の中で、文字通りご飯をお腹いっぱい食べてぬくぬくと大きくなる。小さいナリをしてなかなかの策士と見ました。こちらのコクゾウムシは選別した2級品なので処分しましたが、お客様のご自宅でこいつが沸いたときは防虫剤やトウガラシ(タカノツメ)、ニンニクなどを入れて対応してください。動画で見る限り面白いように逃げて行っていましたよ。

なお取れたもち米は今後、頃合いを見て当公園で販売しようと考えておりますので、そちらもご期待ください。