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小さな小さな干しリンゴ?(ウラジロノキ)
2021年12月26日 公園の四季、自然との語らい
本日、雪のため登山のプログラムは中止となり、実際うっすら雪が積もり、
その後も断続的に雪がちらつく荒れ模様の天気となりました。かなり寒かったです。
写真は里山活動に来てくださったボランティアさん。寒い中シイタケ栽培用の原木とシイタケ畑の整理をしてくださいました。
さて、今回中止となりました登山ですが、参加者の皆さんに少し味わっていただこうかと考えていた実がありますので、この機会に紹介させていただきます。
それがこちら
ウラジロノキという木の実です。
名前の由来は葉の裏が白いから、今は枯れてわかりにくいですが、夏は緑の葉と裏の白さが際立ってなかなかきれいです。
拡大すると白いのは細かな毛が生えているからだと分かります。
この木の実、リンゴやナシに似てませんか?
この実は別名ヤマナシと呼ぶ地域もあり、果実酒にすると絶品のお酒ができるとか。
味はわずかに渋みがあるものの、香りも味もほぼほぼリンゴでいい感じ。触感はシャキシャキとして粒繊維が大きいのでナシに近いです。サイズは一センチほどなので食べごたえはありません。
中に大きな種が。
これを鳥に食べてもらうためおいしい実をつけます。
ちらほら残っているので、ご興味がおありの方は一度探してみてください。
なお、前回不味いとご紹介したサルトリイバラの実ですが、場所かあるいは季節かによって甘酸っぱく結構な味だったのでお詫びして訂正いたします。再度試食したのは12月ですのでこちらもご興味があればご試食ください。