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春待つ鹿の食事事情
2022年01月15日 公園の四季、自然との語らい
園内を観察中、頻繁に葉の先がなくなるのを確認します。
幹の繊維が縄になるシュロ
ナンテン
ヤツデ
イヌツゲ
などちょうど鼻先か、高いところでは目の高さより少し上くらいまでの葉っぱが先だけきれいになくなっています。葉っぱを切り落とすというより引きちぎり、こそぐような食べあと。
下手人と思しき生き物が落とし物をしていました。
鹿の糞です。
鹿は食事しながら落とし物もするんですね。人間基準からいうと少しお行儀が悪い気がします。ですが彼らからするとご飯が少ないこの時期に四の五の言っていられないようで
こちらのサツキなどは食べるのに夢中すぎて枝先が折れています。
さらには
こちら、前回毒草とお伝えしたユズリハですが、食べるものがないのでしょう。下のほうの葉はすべてなくなっています。
この葉は毒は毒でも、結構な猛毒らしいのですが、よほどひもじく、背に腹は代えられないということなのでしょう。
春の山菜として食べられるリョウブの皮などは結構食べられるそうなのですが、数がもうないようです。
寒さが堪え春を心待ちにするのは人ばかりでもないのかもしれません。
オマケ、今日の野鳥たち(一部)。
ジョウビタキ
ヒヨドリ
モズ
ホオジロ
エナガ