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金の切れ目が縁の切れ目?(シナアブラギリ)

2022年02月27日 公園の四季、自然との語らい

本日、この大きな目立つ木の実を見てほしかったというのもあり、プログラム参加者の皆さんには午前中いっぱいをかけて木の実集めをしてもらいました。

それがこんな実

にゅっと伸びた木にたわわに実った木の実。

こちら、シナアブラギリという木です。玉ねぎのような形が独特です。


油桐という名の通り、油が取れる桐に似た木ということで、昔はこちらの木の種からたくさんの油を取っていたようです。シナとは中国のこと。大陸から輸入された木になります。
木の実の中にはこんな種が。

この実を絞って油にする。少し想像できません。

油と言えば食用油を想像される方もいるかもしれませんが、こちらの油には毒があるそうで、食べられないとのこと。
昔は食べられるエゴマ油と比較して、毒のあるエゴマ油「ドクエ」と呼ばれていたそうです。
ではどのような油として使われるかというと、今でいうニスやシンナーのような使われ方をしていたそうです。家具用の保護油として、インク用油として、大陸の現産国の財源の一つに数えられ、日本でもよく使われていたようです。

ですが、今は使われておらず見向きもされません。当の植物たちは忘れられようがどうなろうが彼らにはどこ吹く風。強く成長の早い木。人の世の動きには目もくれず、ただただ春の芽を今や遅しと待っていました。