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春の里山実験室

2022年03月09日 公園の四季、自然との語らい

春らしい日も一日一日増えてきますが、新緑にはまだまだ早く、木々の緑と言えば常緑樹。
例えばクスノキ

イヌツゲ

シキビ

サカキ

ソヨゴ

タラヨウ

ツバキ

ヒサカキ

ユズリハ

アラカシ

ナンテン

などですが、慣れないとなかなか見分けがつきません。
そんな中、少し変わった見分け方がありましたのでこちらで実験してみようと思います。
それは


線香で炙る。です。

(※今回、実験には当公園職員が、万全の安全を確保したうえで屋内で実施しております。里山での火気の取り扱いは十二分にご注意ください。なお、当公園は火気厳禁ですのでそちらもご了承ください。※)
炙ると黒い斑紋が出る植物があります。これを死環というのだそうですが、傷つくと酸化して黒く変色する葉っぱがあり、中心は熱が強すぎてそもそも黒くなる成分が壊れてしまう。ということなのだそうで、できる葉は冷却スプレーで傷つけると

同じ葉っぱが真っ黒に。(ちなみにこちらはソヨゴです。)
死環はこのようにできる葉と(左からタラヨウ、ヒイラギ、ソヨゴ、イヌツゲ)

できない葉が(左上からユズリハ、サカキ、左下クスノキ、シキビ、ヒサカキ、ツバキ、アラカシ、ナンテン)

きれいに分かれます。
一般的にキンモクセイなどモクセイの仲間とモチノキの仲間は死環ができやすいのだそうです。
(実際今回の実験でも死環ができたのは、ヒイラギがモクセイの仲間。その他はモチノキの仲間です。)
小さな小さなイヌツゲも

キレイな死環ができました。
この傷つけた部分が黒く変色するのを使われたのがハガキのもとになった葉書の木ことタラヨウ

これが

このようにきれいな黒い文字が浮かび上がります。
なお文字の内容と木の葉の特徴とは一切関係ありません。
面白い植物の葉っぱ。こんな「お」遊びもできます。是非探してみてください。