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小さな春は海を越え(たんぽぽ)
2022年03月29日 公園の四季、自然との語らい
早足にやってきた春を歓迎するように
スミレの花数も随分増え
早咲きの桜が満開。
奥の山肌には白いタムシバが見えます。そんな春、またごく当たり前の花もようやく咲きだしました。
タンポポです。タンポポはどんな場所でも生える頑強な草。日当たりさえよければまず見ない場所はないと思いますが、当公園周辺では最低3種類以上のタンポポを確認することができます。
一つは上の海外のタンポポ
二つ目はダム周辺に生える
日本に古くから住み着いていると思われるタンポポ(だと思われますが、断言は避けます。理由は後程。)
大まかな見分け方は花の下の首の部分。
日本のタンポポはハイネック。
海外のタンポポは襟巻のように反っているので慣れればすぐ見分けがつきます。
この通り、白いタンポポを見ることができます。多可町。結構あちこちで白いタンポポが生えています。(キビシロバナタンポポだと思うのですが、断言できかねます。)
この白いタンポポも日本を故郷にするタンポポになります。
タンポポ。力強すぎるため、最近は海外のタンポポと日本のタンポポのハーフやクウォーター増えているようで、当公園のタンポポも海外産の血を引いているだけで純血かどうかわかりません。
それどころか、上記で日本産とご紹介したタンポポも厳密には外見で見分けられないケースがあるとか。綿毛に乗せて遠くまで。自然の生き物たちに人間が作った国境は関係ないようです。
道草がてら道端の草花に目を向けてみてはいかがでしょう。
なおタンポポは食べられます。