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キレイな花でトゲもないが(ツツジの仲間)
2022年05月17日 公園の四季、自然との語らい
季節の移ろいは早いもので、少し前まで見ごろだった園芸品種のヒラドツツジがそろそろ見納めとなります。
そして、黒木山登山道登り口のベニドウダンは知らぬ間にほとんど散っていました。
ですが、湖岸道のツツジの仲間は
ツボミもまだ残っているので今しばらく楽しめそうです。
さて、皆さんの中には子供のころツツジの花を咥えて蜜を吸われた方もいらっしゃるかもしれません。ですが、いざ触ってみると、ツボミや花の付け根がネバネバしているのに気が付くはずです。
里山のツツジも近寄ってみると
この通りネバネバのガクに虫がひっついて身動きが取れなくなっていました。
調べてみるとこの仲間には、外から蜜が奪われないよう、花が食べられないようネバネバの液体で身を守るものがいるのだとか。ツツジのなかには鳥を取る鳥餅から「モチツツジ」と名をつけられた種類もいるようです。ですが
別に花の蜜やツボミを狙ったわけではない昆虫が哀れネバネバに囚われ、死んでいました。
見目キレイなだけではないツツジの花や蜜、また少し触ってその感触まで楽しんでみてください。
なお、レンゲツツジというツツジだけは毒があり蜜が楽しめませんのでそちらはご注意ください。
その他公園周辺の花
ミヤコグサ
エゴノキ
ナツハゼ
スズシロソウ
スイカズラ