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神がかった強さのゆえん?(チガヤ)

2022年06月11日 公園の四季、自然との語らい

季節は初夏。水辺ではモリアオガエルの卵が見られ、山裾ではホトトギスの鳴き声などが聞こえます。

花と言えばウツギの花少し散りながらもまだ見ごろ。日当たりのいい草地では、こちらの花の種があちらこちらで見られ、きれいに風で揺れています。

揺れるその姿はまるで猫のしっぽのよう。さわるとふわふわしています。

こちらチガヤという植物の穂。チガヤは日本を代表する強害雑草です。

その強さたるやこちらの鋭い地下茎の先で

地面に埋めたビニールホースくらいなら穴をあけてしまう程。

地下茎を使って横へ横へと、ガンガン増えるためマット状にして、雨で土が流れるのを防ぐのに使われることもある反面、畑などではなかなか消えない厄介者扱いされる植物。良くも悪くも強い植物ですが、実はこの植物、おいしいおやつとして食べられてきました。

春先にはツバナと呼ばれる花の芽の部分をガムのように噛んでいたとかで、実際江戸時代には「ツバナ売り」という商売まで存在していたのだとか。

その他、こちら地下にはびこる地下茎も同じくおいしく食べられます。

チガヤは地下茎やツバナの部分にブドウ糖を蓄えるようで、晴れた日の地下茎をかじれば、柔らかな甘みを感じることができます。

チガヤの力強さはブドウ糖の力でしょうか?その力強さから古く厄除けの力があるとされ「茅の輪くぐり」など神事でも使われてきました。掘り取るのは難儀しますが、チガヤの力強さの秘密、一度ご賞味ください。