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キャラの立った名前(クララ)
2022年06月14日 公園の四季、自然との語らい
園に来る途中、道端にマメ科の草が花をつけているのを見つけました。
こちら、花が房になっているため遠目にもよく目立ちます。
調べてみるとクララというマメの仲間。
名前の由来は根が苦く齧るとくらくらするから眩草(くららくさ)から来ているのだとか。いかにも海外っぽい名前ですが立派な日本の植物です。
根が苦いなら葉っぱはどうか、と試しに職員が齧ってみました。
苦味は特になくほのかな甘みがといった味わった直後に舌先に違和感が。
鈍くも刺すような痺れ。
このクララという植物。漢方の世界では使われる薬草だそうですが、殺虫剤にも使える葉茎根花そろって毒を持つ立派な毒草です。
薬草として使う場合も副作用が強く、最悪大脳マヒで死ぬ可能性もあるのだとか。
すぐに吐き捨てたのに職員の舌は一時間ほど痺れたまま、最後には喉全体に言い知れない違和感を覚えたとのこと。花はかわいいですがなかなか凶悪です。
すぐそばに、どこから逃げてきたのかウチワサボテンがはえていました。
人間が食べるならこちらのほうがおすすめ。ですが、クララは、いくつかのチョウが幼虫の餌に選んでいるのだそうです。
来園の際には、ぜひチョウを探してみてください。