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木の実なんの実?

2021年09月07日 公園の四季、自然との語らい

「暑い」より「涼しい」と感じる時間が多くなってきました。
生き物たちもゆっくりと冬支度を始める里山でこんな木の実が落ちていました。

この実、実はおいしく食べられます。

食べられる部分はこの実の。

中身の種

の割った中身。

分かりますでしょうか、実はクルミの実なんです。
市販のクルミはクルミの種を炒って割って中身を取り出したもの。
職員が不器用でうまく取り出せませんでしたが、実際うまく取り出せれば市販のクルミと同じ形が見られます。
この木はオニグルミという種類のクルミで、金槌を使わないと割れない硬い種ですが、それがリスやネズミなら

こんな風に噛み割ってきれいに中身を食べます。

 

左のきれいな半分はリス。右2個がネズミです。

サンプルの殻は別の公園でキーホルダーとして市販されていたものです。
ですが実際に当公園でも

このように皮だけを残して中身の種だけが強奪されています。
クルミは種の大半をネズミ、リスに食べ物として持っていかれ、リスやネズミは種を冬の間の食料にします。
でも食べきれなかったものや食べ忘れたものが彼らの寝床に残り、そしてその親から遠く離れたその場所でクルミは新たに芽を出す。そうやってに命を遠くに運んでもらっているんです。
クルミは食べられてもいいように食べ切れないよう、枝がしなるほど大量の実をつけています。

この公園で身近に感じられる自然の営み。その営みを感じに来ませんか?
本当に運のいい方はリスとも出会えるかもしれません。