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ヒガンバナ 満開
2021年09月19日 公園の四季、自然との語らい
前回ご紹介したヒガンバナが
今見ごろとなっております。
一列に連なった赤いきれいな花の帯が見る人によってはどこか不安にもさせる花ですが、この花、実はすごく合理的で頭のいい生き方をしています。
というのもヒガンバナの仲間は別名「葉時に花見ず花時に葉見ず」と呼ばれます。葉は花が終わった後、ほかの植物の葉が枯れた後に生えだし、一冬中、青々と茂らせて太陽の光を独り占め。目いっぱい毒のある地下茎に養分として蓄えます。そして春から夏ほかの植物が茂らせる頃一休み。
秋の花の時期には目いっぱいの力で、花だけに集中して咲かせるのです。
ヒガンバナを見た時の郷愁と不安感はもしかしたら、そんなヒガンバナの力強さに、少し心が驚いてしまうからなのかもしれません。
秋の深まりと力強さを里山でのんびり感じてみませんか?